診療報酬の改定について

更新日:2010/5/15

この4月より10年ぶりに診療報酬が引き上げ改定されることになりました。

診療報酬とは、保険診療の際に医療行為等の対価として計算される報酬のことで、物価や人件費などの変動に合わせ、2年に1度のペースで見直し作業が行われているものです。

今回の改定で、医師の技術料など本体部分を1.55%引き上げ、薬価を1.36%引き下げ、結果、引き上げ率は0.19%となりました。 また、金額では、本体で+約5700億円、薬価で-約5000億円、差し引きで全体では+約700億円となりました。

最近の診療報酬改定の動きをみると、2002年度に史上初めて診療報酬本体について1.3%のマイナス改定 が行われましたが、相次ぐ診療報酬の引下げにより、多くの病 院の経営が厳しくなり、病院勤務医の労働条件が悪化し、産科・小児科をはじめとして医師不足や診療科の廃止など医療崩壊とよばれる状況が引き起こされていました。今回の改訂は、そういった流れに対するものと考えられます。

【診療報酬について】

意味 内容 見直し
公的医療の対価として、健康保険が病院や診療所、調剤薬局に支払うもの。患者は原則3割を窓口で自己負担する。 検査、入院、手術などの医療行為や医薬品に点数がつけられ、単価が決まっている。1点=10円。 見直しは2年ごとに行なう。改定率は政府が決定し、この枠内で中央社会保険医療協議会が個別の単価を決める。

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