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2009年11月17日(火) 更新

■『法人の消費税不正還付で167億円を追徴』

 企業に対して消費税調査が行われる場合、法人税調査と同時に行うことがほとんどだが、景気低迷の一方で好況な輸出を背景として増えているのが輸出企業を中心とした消費税単独の不正還付調査がある。

 これは、消費税法で商品の輸出や国際輸送、国際電話、国際郵便などの輸出取引に該当する場合、内国消費税である消費税は外国で消費されるものには課税しないという考えに基づき消費税を免除していることを悪用し、虚偽の申告により不正に還付金を得るケースが見受けられるためだ。

 平成20事務年度(20.7~21.6)においては、1万1202件の消費税還付申告法人に対し調査を実施した結果、167億700万円を追徴している。

また、そのうち1165件は故意に不正を働き還付を受けていたことも把握されている。

前事務年度と比べると大口事案が少なかったことから追徴税額は28%減少しているものの、調査件数が30.2%増え、不正件数も20%増加していることからも国税当局が力を入れていることが伺える。

主な不正をみると、海外で人気の高い自動車などを輸出したなどと装い税務署に虚偽の還付申告書を提出した「中古車輸出業者」や、国内で仕入れた電子部品を中国に輸出したとする虚偽の申告書を税務署に提出した「電子部品輸出販売会社」などが把握されている。

 国税当局では、今後も引き続き、預り金的性格が強く国民の関心も高い消費税について、申告状況や滞納処理などのほか、不正還付を行う悪質な納税者に対しては厳正な姿勢で対応し、不正還付を未然に防止するなど適正な執行に努めていく方針だ。

■『今回のネット公売には焼酎「森伊蔵」やギブソンの「ギター」が出品』

 現在国税庁では、今年度3回目となる差押財産処分のためのヤフーオークションを利用したインターネット公売(競り売り方式)の参加申込者を募集している。

 今回は、11国税局(所)及び41税務署から宝石、陶磁器、絵画ほか動産133物件(見積総額2383万円)、宅地やマンション、リゾート会員権など不動産97物件(同2億1151万円)の合計230物件(同2億3534万円)が出品されている。

 主な公売財産をみると、平山郁夫画伯の石版画(額装)「絲綢之路天空(しちゅうのみちてんくう)」(見積価額20万円)、ギブソン社製のアコースティックギター「HUMMINGBIRD CUSTOM」(同10万8千円)、川崎市宮前区の東急田園都市線「宮前平前」から約600メートルに位置する6階建マンション最上階の角部屋(同1652万円)ほか、焼酎ファンにはたまらない幻の本格焼酎「森伊蔵(桐箱付)」の一升瓶が3775円で出品されている。

参加申込締切りは、今月18日午後5時まで。

買受申込期間は11月26日~11月30日で、落札者の決定は12月2日。なお、国税庁では、年明け後に今年度最後のネット公売を予定している。